手続き

カードローンの契約審査は実質的に保証会社が行っている

カードローンを契約する時に、無担保かつ保証人無しで借りられるけれども、保証会社との契約が必要という金融業者が少なくありません。

多くは銀行カードローンに申し込む際に、保証会社の審査を受ける必要があると知らされますが、保証会社の役割を知っておかなければ、何度も審査落ちしてしまう可能性があります。

保証会社は何を行なう会社なのか

カードローンを契約する時に、金融業者から保証会社との保証契約を結ぶことを説明された時、保証会社の役割について実際は何をする会社なのか疑問を持ったことがある人もいるでしょう。

同じカードローンであっても、保証会社との契約が必要無い信販会社や消費者金融が多い中で、保証会社との契約を行なうことは、金融業者にとっては実質的に保証人を付けている状態になります。

利用者が延滞事故を起こした時に、督促業務を行なうのは金融業者と思われがちですが、実際には保証会社によって行われていることが少なくありません。

法律に基づき督促業務が行われますが、金融業者が直接行なうよりも保証会社に任せておいた方が、成果が上がるとされています。

なぜなら、督促業務をしっかり行わないと最終的に長期延滞となった際には、金融業者が保証会社に対して代位弁済請求を行なうので、保証会社は取り立てる側から取り立てられる側に立場が一瞬逆転するからです。

代位弁済請求がされるのは、長期延滞となる3ヶ月から6ヶ月経過時点となるので、金融業者による督促だけではぬるくなりがちです。

保証会社に督促業務を任せることにより、真剣に厳しく督促業務を行なってもらえるので、金融業者としても助かるわけです。
カードローンの申し込みがあった時に、保証会社による審査が行われるのは、実際に督促業務と代位弁済を行なうのが保証会社となるからです。

金融業者が行なう審査と同様のことが行えるように、保証会社として参加しているのは、主に信販会社や消費者金融となっています。

カードローンの契約で銀行が保証会社を必要とする理由とは

各種カードローンの中でも、銀行カードローンが保証会社との契約を必要としているのは、無担保ローンの審査に慣れていなかった事情があります。

改正貸金業法が完全施行される迄の間は、銀行カードローンの貸付残高はさほど多くは無く、貸金業法で定められた総量規制により年収の1/3を超える貸付を信販会社や消費者金融が出来なくなったことから、借り換え先として銀行カードローンの申込み件数が急増しました。

総量規制対象外なために年収の1/3を超える借入があっても審査対象となる銀行カードローンの審査は、当初3日から1週間程度かかっていたので、審査件数の急増に対処する必要がありました。

銀行は有担保ローンの審査を得意としていますが、無担保ローンの審査については貸付実績に基づくデータベースとノウハウが不足していたので、保証会社として信販会社や消費者金融に参入してもらうことで、実質的に信販会社や消費者金融の審査システムを使うことを可能にしたわけです。

保証会社として参加することにより、貸金業者にとっても手数料収入が入るのでメリットがあります。

銀行にとっては、長期延滞時に保証会社に対して代位弁済請求をすれば、貸し倒れリスクが無くなるので損をしない安全な貸付が可能です。

銀行と保証会社の利害が一致したことから、保証会社のシステムが広く銀行カードローンで普及するに至ったわけです。

銀行カードローン選びは実質的に保証会社選びです

銀行カードローンへ申込みを行なう際には、利用規約を確認して保証会社としてどの信販会社や消費者金融が参加しているのか確認しておくと良いでしょう。
なぜなら、複数の銀行が同じ保証会社を利用していると、保証会社が同じ銀行カードローンへ申込みを行なってしまう可能性があります。

審査を行っている保証会社が同じであれば、1社の銀行カードローンに審査落ちすれば、もう1社も保証会社が同じ限り審査落ちする可能性が高いです。

銀行側の審査には通過したとしても、詳細審査を行なう保証会社の審査に通過しない限り保証契約を結ぶことが出来ません。
銀行カードローンを比較検討する際には、保証会社が同じ所に複数同時申し込みをしないことが重要です。

また、保証会社として参加している信販会社や消費者金融に対して、過去に審査落ちをしていたり取り引きがあった時に滞納履歴があると、保証会社側の社内ブラックリストに掲載されている可能性があるので、審査落ちする可能性が高まります。

保証会社を事前に調べることは、最初から審査落ちする可能性がある信販会社と消費者金融が関わっていないことを確認する意味があるわけです。

金利や返済条件のみで銀行カードローンを決めがちですが、審査通過有無という点では保証会社選びを重視することがいかに重要か分かるでしょう。
保証会社が異なる銀行カードローンを同時に申し込めば、少なくともどちらか一方には通過する可能性が高まります。

 

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